パラレル肉メイト宇多田

テレビを見ない生活をしていたらいつの間にか宇多田ヒカルが大変なことになっていた模様。
去年の夏かなんかのライブ映像を見る機会があったんだけれども「なんかすごい太ったおばさんが、ダサく野暮ったい黄色の衣装を着てボヨンボヨン弾んでいる」という風にしか見えなかった。どう贔屓目に見ても。
ノリノリでジャンプをしていても、サークル1のデブ女が『もう1軒行こうよぉ〜〜』とダダをこねているようにしか見えないし、イケイケで観客を煽っても、クラス1の勘違い女が『私ってイケてるじゃん?』と調子に乗っているようにしか見えない。
いつから彼女はこんなにも人を不快にさせる容姿になってしまったのだろう。
つーかあんなに脚が太くてもライブとかやっていいのか。ある意味勇気づけられる。


と、驚きと共に眺めるうちにあることに気づいた。
宇多田が太っていくにつれて、私が徐々に痩せていっているのだ。
宇多田が「Wait and See」などと歌いながらヘンな乗り物を運転していた時期には、彼女はスリムだった。
だがある頃から彼女はブクブクと太り始め、逆に「デブ」と叩かれまくっていた私は痩せてきている。今がちょうどバトンタッチ期間で、私と宇多田が同じくらいの体型だ。
顔立ちや声質が似ているというのは以前から指摘されていたことだが、きっとそれは似ているどころの話ではなく、実は私たちは異次元で互いの肉を補完し合うパラレル肉メイトだったに違いない。

きっとこれから彼女は更に太っていくだろう。そして華麗にスリム体型へと変身した私が、「Wait and See」とか歌いながらヘンな乗り物で渋谷中を走り回る日が来るだろう。そうだ! そうに決まってる!!