すごい据え膳の話

「知り合いのキャバ嬢が家なくて毎日車で寝泊りしてるんだけど、たまには布団で寝たいっていうからお前ん家で寝かせてやって」と友人に頼まれ、連れてきたそこそこ可愛いキャバ嬢を仕方なく実家の余ってる部屋で寝かせてやったら「ひとりで寝られないから隣で一緒に寝て」と言われたが一緒に寝る必然性が感じられず放っておいたらキャバ嬢は自分を連れてきたその友人を呼び出してヤリ始めた。早朝にガタガタ音を立てたもんだから親が起きてきて「今度やったら出入り禁止にするぞ!」と怒られた。もしかしてボクはあの娘とセックスできたんだろうか。


……という話をとある童貞から聞きましてですね、もう泣きたくなるやら笑えてくるやら、どこから突っ込んでいいかよく分からなかったのですが、男の甲斐性なるものがあるとしたらヤラないお前が馬鹿、というところだし危機管理の点から考えるとその嬢の生活習慣を想像するにどんな病気をうつされるか分かったもんじゃないということでヤラなくて正解だったとも言えるし。でも後から考えると男の体裁と相手の心情に配慮しつつ病気のリスクも回避できる(更に上手くすればちゃんとした彼女ができたかもしれない)ベストな回答は

ただ添い寝して頭を撫で、話を聞いてやる

だと思った。そんな粋な真似、童貞には無理だろうけど。