かなしいすれちがい

id:m4n4のところで見た。実兄に殺された妹のブログ。
http://72.14.235.104/search?q=cache:xz24Q7PamJsJ:yaplog.jp/takaminekakeru/

そういえば、自分は末っ子なんですがね
クリスマスとかお正月って親にプレゼントとかお年玉とか貰うじゃないですか。
で、プレゼントとかお年だま貰えなくなる時期って長男に合わせるみたいで

でも、兄貴って私が生まれる前からプレゼント貰ってるんですよね
兄貴が一番高価なものを貰うわけです。
(中略)
で、もらえなくなる時期は長男に合わせられると
私は小さいころにもらえなくなるわけです。。。

不条理を感じますね・・・・・

この文章にしても、テレビで報道されてた兄に対する「私は努力してるから夢が叶う、お兄ちゃんは努力してないから夢が叶わない」(うろ覚え)みたいな発言にしても、決して兄を高いところから見下して余裕綽々てな感じだったわけではなく、妹なりの焦燥感というか、「そうでなければ私は救われないじゃないか」という思いがひしひしと伝わってくるなぁ。
おれも妹だから、先に生まれたというだけで色々と比べられ、差をつけられる(親戚や教師の「お兄ちゃんは頭がいいのにねぇ」発言とか)兄に対する嫉妬心とか分かるし、まー中学生くらいまでは兄への対抗心だけでやってきたようなもんなんだけど。
女優っていう安定しない道を選んだ彼女の唯一の自信、というか確かなものは「兄より(目に見える形で)頑張ってる」という事実だけで、でも兄は兄で妹には把握できない形で「頑張ってた」。お互いがお互い結構ギリギリで、だからこそ互いのギリギリな心理状況に気付けなかった。悲しいすれ違い。まー乳房を切り取ったりパンツ持ち出したりというのはまた別の問題だと思うんだけど。
でも、もしこの兄妹のどっちかが思いやりを発動して「お兄ちゃんは(お前は)よく頑張ってるよ。わたし(おれ)だけは分かってるからね」とか言葉をかけてあげていたら、それまでのルサンチマンも吹っ飛び、憎さあまって可愛さ百倍、禁断の近親相姦生活に突入していたのかもしれないのに。とおもた。