臭いから無駄

夫と喋りながら駅の改札を出ようとしたら、前を歩いていたおばあさんがいきなりクルッとこっちを向いて一言。

「嫌いな人がいくら追い掛け回しても無駄なのよ!」

敵意はなさそうだが、結構ハリのある声で。
きちんとした身なりに柔和な笑顔のおばあさんだっただけに、ちょっと鳥肌。
しかしどういう意味なんだろうなぁ、「嫌いな人がいくら追い掛け回しても無駄」。
追い掛け回す「嫌いな人」は<自分が>嫌いな人なのか。それとも<自分を>嫌いな人なのか。
そもそも嫌いだったら追い掛け回したりしないので、前者が正解? でもそういう言い方しないよなぁ。
つーか、見ず知らずの人にそんなこと口走っちゃうのはかなりキてると思うんだけど、嫁姑問題とかで大変なのかね。一見、何不自由なく暮らしてる60代マダムって感じなのに。普通を暮らすのもなかなか大変だ。