人生がはじまるとき

こないだ久々に近所の温泉施設に行った
ちょっと前までは、そうゆうとこに行くとやれ己がムダ毛処理の不徹底やら腹の出具合やら乳輪の色やらと他の女性たちのそれらを比べては「自分は女として大丈夫だろうか」と心配して気が気でなかったが、いつの間にかそういったことが全く気にならなくなっていた
タオルで前を隠すこともなく浴場を闊歩し、脚はおろか穴という穴を広げてミストサウナを満喫する28歳…そんな自分を知覚することすら、やがてなくなるだろう そのときからほんとうのおれのじんせいがはじまる!!