せんとくん礼讃

奈良遷都キャラがまた増えているようだが、なんぼ増えようとせんとくんの存在感は薄れるばかりか濃く強くなっていくばかりである。
まんとくんやらなーむくんの如きキャラはそこらじゅうに溢れているし、キャラ=かわいい的固定観念に囚われていて面白みなど一切ない。画期的着想力にしても、世間に与えた影響を考慮してもせんとくん作者の非凡さ、芸術家としての器の大きさは相当なものだといわざるをえない。
美は、やはり異形のものにのみ宿るのである。