成績が役に立たない場所で

mixiで駄文書き散らしてて思い出したのだが、「アルファベットの傷口」は文庫版になるとき「文字移植」に改題されたのよね
前者のほうが作品の芯をぎゅっと握ってる感じがするけど、少々ペシミスティックなきらいもあるってことなのかな
著者が素っ気ない、あまり親切でない感じのひとなので、あえて引いたタイトルをつけるのは不思議でもないか
留年したことからも分かるとおりぼくはあまり勉学に真面目なタイプの大学生ではなくて、だから訳書映画化で再ブレイクちうの松永センセーの授業もそこまで丁寧に聞いていたわけではなかったのだけど
最近になって、本とか映画とかに書かれていることがよく分かるようになってきたら、あの頃キャンパスで触れたキーワードがやたらと気になるようになって、あらためて深く考え込んだりしている
「アルファベットの傷口」も、あの頃は大して語呂もよくないし改題して当然かなという風に思っていたけど、今思うとつまりは、そこが答えになってしまっているわけで
タイトルでネタバレとかねーだろ的なアレなのかなって
今レポート書いたらも少しいい成績もらえたのに! とか思っちゃうけど、ちがくて
成績なんて役に立たない場所で、その回答をどう生かしていくかというと、やっぱり何かを作ることしかないのかなと
ちょっとおもった