小康状態
風邪はすこしよいです。
ネームはとうに終わり、原稿に取りかかっているのだが、下絵ができてペン入れの段階になると途端に脳が暇になり、いらんことを考えてしまう。
音楽を鳴らしてカラオケしながらやっていても、歌詞の一節から、インクの泣きから、思考の波が寄せてきて止まらなくなる。
考えることは決まって絶望的なことだ。にも関わらず、感情的にはならない。
冷静に、論理的に、絶望する。
よく気が狂わないものだと我ながら感心するが、たんに社会生活において支障をきたしていないだけで、とうに私は狂っているのかもわからん。豆腐に納豆とキムチをかけたらうまかった。