まったりと狂う

ゆうべのはなには、大阪からどるやまの読者の方が来てくれました!
なんでも仲良しの女性(ホステスさん)が、ずっと前からどるやまの漫画を読んでくださっており、その方のオススメで「エロス番外地」を読み始めたのだとか。すげー! 嬉しい!
大阪って基本的にぼくにはゆかりのない土地なのだけど、不思議と懐かしい感じがしたり、仲良くなると大阪のひとだったりすることが多い。
そう話すと、さいきん、はなに入り浸ってくれている大芸出身の青年いわく
「だってこの店大阪みたいだもん。時間の流れが止まって、来る人来る人どこかおかしくて、『まったりと狂ってる』感じが大阪なんだよ」と。
まったりと狂ってる…いい言葉だなあ。ぼくは昔から、ひとの変なトコを見るのが大好きで、見たいがあまり、それを知らず知らずのうちに引き出してしまうユルさを身に付けているらしい。そのユルさに、誰にも見せられない自らの変なトコ、心のちんこまんこを見てほしい人が集まってしまうのだよね。それをぼくが絶対に否定したり拒絶することはないと、分かっているから。
狂気っていうのは、認められないからこそ暴れ狂うわけだけど、受け入れられてしまえば、とりたてて害はないわけで。むしろ、そのひとの面白さはそこにあったりする。
大阪から来た読者の方は帰りしな、「なんか妙に落ち着いちゃって…」と言ってくれた。バーテン冥利に尽きるなあ。これからも(店の床が抜けない限り)、まったり狂った「東京の大阪」でありたいね。