トラックバックに挑戦だ!!

http://d.hatena.ne.jp/strange/20050522#p3

何か作品に対して批評するときは自分の嫌いなものを列挙するってのはどう?

なんか、「酷評」のことが今アツイらしい。
ていうか「批評」と「好き嫌いを言う」っていうのは全然別の次元のことなんじゃないのかな。


例えばある作品が「Aである」ということを表現しようと試みたとして
でも読み手には「Aである」ということはあんまり伝わってない。
そんなときに「この作品は『Aである』ことの表現に失敗している」とか
「『Aである』ことを表現した作品の中ではレベルが低い」とか、そういうのを「酷評する」というんだと思う。


でも実際、読み手には「Aである」ことの表現なんて関係なくて
単に「○○ちゃん萌え」とか「絵が可愛い」とか「こういう文体に弱いんだよね」
って感じで「好き嫌い」で判断する。別にそれがいいとか悪いとかじゃなくて普通にそう。
で、たまたまある読み手が「○○ってキャラキモい」とか「絵が嫌い」とか
「文体にクセがあって鼻につく」っていうようなことを言ってるってだけで。
それって単に嫌いな理由を述べてるだけで、批評の論拠には全然ならないだろって。


だから、なんらかの形で作品を世に出してる人は
ネットで自分の作品があーだこーだ言われてても
「あ、これはこの人が好き嫌いを言ってるだけなんだ」って思えばいいだけであって。
人の好みだけはどうしようもないことがあるから、そこで心の区切りもつくと思うし。


で結局何が言いたいかっていうと、批評って言葉をもっと大事にしろってこと!
あと、好き嫌いっていう自分の心の動きにももっと敏感になれってこと!
そんなだから年頃の娘に「お父さんパンツくさい」とか言われる羽目になるんだよ!たぶん!!