ほそく

好き嫌いを批評までに高めることも可能とは思う。
嫌いな点を明確に絞って、それがイヤである根拠みたいのを
文献なり何なり引っ張ってきて論じればいいわけだから。
でも、そこまでして論じた「嫌い」ということが
他人にとっては「そこがいいんだ」という話になったりもするわけだから
そうなると単に賞賛の材料にしかならなかったりして面白い。
つーか、そういうことこそが、「批評」ということなんじゃないかと思う。
要は、自分の主張を論じた結果、
自分もまた「批評」という作品を世に出してしまっているということ。


でも、大手とかでバンバン描いてる先生がネットの書き込み程度で凹んじゃったりするのは
普段は編集さんやら周りにヨイショばかりされて(実際にされるのかは知らない 笑)
生っぽい反応に慣れてないからなのかなあ。
ネットの書き込みって生っぽさだけはどんな媒体より優ってるし。
まぁ、猫を描いたのに「これは…犬ですか?」とか年中言われてる私はあんまり気にしない!